紀伊国坂


Kinokunizaka  「むじな」(「怪談」収録)の舞台になっている坂である。 現在は写真にあるように高速道路が走っていて、とてもそんな幽霊の出る雰囲気ではない。
 八雲が書いている通り、坂の名前は「紀伊の国の坂」。八雲はなぜそう呼ばれるかわからないと書いているが、名前の由来は、この坂が当時の紀州藩江戸藩邸に面していたことである。その場所(写真では左側)は現在の赤坂御用地である。
 坂の片側には古い濠が深く広く横たわっている。その濠に高くそびえる緑色の土手の上にはどこかの邸の庭園がある。そして坂のもう一方の側には、皇居の高い壁が堂々と広がっている。(「むじな」より。WEB制作者訳)
 面白いことに、百年の時を経て、多くの車が行き交う道であるにもかかわらず、そこには今でも八雲の書いた通りの景色が広がっている。

東京駅からの交通手段

 地下鉄丸ノ内線で赤坂見附駅下車。出口Cから出ると、目の前にサントリーのビルがある。このビルの右側に出て濠伝いに歩くと紀伊国坂がある。


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